人は皆、お金持ちに憧れます。お金持ちは権威であり、裕福の象徴だからです。そのため、多くの人は高級というステータスを欲しがります。その近道が、ブランド品です。

ブランド品は多少値が張りますが、手が届く商品でもあります。これを持つことにより、不思議と優越感に浸ります。自分にはこれを持つ資格がある、自分には財がある、人は高級品を持つとこのような心理が働きます。ブランド品は貧乏人の救世主です。

脳を錯覚させ、少しでもお金持ちに近づける唯一の方法です。しかし、これには少し問題があります。確かに自分はお金持ちという錯覚を起こしますが、それを本当に信じてしまう場合もあります。人は高級品を持つと、生活のグレードを上げる思考が働きます。

高級品と見合った生活をし、自分を誇張して満足するケースが多いです。症状が酷いと金銭感覚が麻痺し、お金を散財してしまう恐れも考えられます。貯めたお金で商品を買うことは良いのですが、その喜びは一瞬です。優越感ばかりに捉われすぎて、何が大事なのか見失います。

束の間の喜びでお金を使いすぎるのは悪循環です。高級志向は後後になって後悔します。現状維持ができなくなり、手元にあるアイテムがただの商品だと認識します。ブランド品は誰もが輝ける代物ですが、誰もが破滅する代物でもあります。

身分不相応な買い物は避けるべきです。自分は商品が欲しいのか、ステータスが欲しいのか、よく考えて購入することが重要になります。